前置き あるメールを受け取ったことにして延々と書き込んだメッセージ。

メールへの返答

  1月9日に私がアップしたメッセージ(タイトル:感想文の中の疑問への回答)を読んだ方から以下のようなメールをいただきました。

=== <56> inbox, 94/ 1/ 10 18:41 XXXX-XXXX(○○ ○○)から 8行
標題: 質問です。
期限: 94/ 7/ 9 18:41
宛先: XXXX-XX
---

P文学賞のフォーラムに書かれたあなたのメッセージ<3061>には、ひとつだけ納得のいかないことがありました。
それは「山岳SM」です。
「山岳SM」とは、いったい何なのでしょうか?
よろしかったら教えてください。

□□□より

(メール送信者の人権尊重のため、ID番号、氏名、ハンドル名は伏せてあります)

  私が書いたあの長〜いメッセージの中で納得がいかなかったことがたったのひとつだけとは驚異的です。あなたも一度、病院に行って先生に診てもらったほうがいいかもしれません。
  それはさておき、質問されたからには私には答える義務があります。メールで返答してもよかったのですが、皆さんの中にも同じような疑問を持たれた方がおられるかもしれませんので、あえてこのフォーラムで回答させていただきます。

  ご質問は「山岳SMとは何か?」ということですが、普通のSMと大して変わりありません。何か特殊なものでは?と期待していた方には申し訳ないのですが、山でSMをやるから「山岳SM」なのです。もちろん、ザイル(登山用ロープ)での縛り上げ、ピッケルやアイゼンでのいたぶり、高山植物の肛門への挿入、などといった山ならではの変態プレイも若干加わりますが、基本的には下界で行われているSMと同じものです。
  もし、山に登ろうとしている人がリュックの中に通常の登山用具以外に、ロウソク、ムチ、浣腸器などのSM必須道具を隠し持っていたら、その人は「山岳SM」をエンジョイしに行くのだと考えてまず間違いありません。まれに三角木馬を担いで登山口から登っていく人がいますが、こういう人は、よほどの体力がない限り、頂上に到達する前に力尽き、山の中腹でおっぱじめてしまっているようです。
  いずれにせよ、山の奥深くから絶え間なく響きわたる歓喜の叫びを聞きながら、一般登山者達はどのような気分で山を歩き続けるのでしょうか。

  現在、山岳SMと並んで若者の心を徐々につかみつつあるのが「海洋SM」です。近年のマリンブームに乗って、愛好者の数は、うなぎのぼりに増えています。海洋SM特有のプレイとしては、水着の中へのカニやエビの挿入、いそぎんちゃくを使った股間の愛撫、タコやイカなどの軟体動物とのからみ、などがあり、SMファンにとっては堪えきれないものばかりです。海が「SM道具の宝庫」と言われているのも充分にうなづけますね。
  この他にも、「河川SM」「洞窟SM」「森林SM」「砂漠SM」「北極SM」「南極SM」「地下SM」「空中SM]「大気圏外SM]などがあり、さまざまな変態プレイを堪能することができます。

  こんな喜びを無料で提供してくれる地球に生まれ、皆さんも本当によかったですね。


作者の
コメント
真面目な(というより普通の)フォーラムだったら、これほどふざけたメッセージをアップしたらシスオペ(システムオペレーター、Aパソコン通信ネットでは「モデレーター」と呼んでいた)から警告が発せられるか、あるいは警告なしでいきなりメッセージ削除されるところでしょうが、幸い、これについては何も起こりませんでした。
(作者:フヒハ)

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