前置き | この頃は週一回書き込むようになっていた。 |
婦人服売り場 |
デパートの婦人服売り場で「彼女」にちょっぴり似たマネキンを見かけた。 その瞬間、俺の中で長い間眠っていた獣の性本能が一気に目を覚まし、気が付けばマネキンを床に押し倒して覆いかぶさり腰を振っていた。 |
21世紀の幕開け |
西暦2001年1月1日午前0時0分、新しい世紀の幕が開けたまさにそのとき、おれは「彼女」の足の指を丹念に一本一本しゃぶり立てていた。 |
一番つまらかなった |
一番つまらかなったのがレイプごっこ。 「彼女」は全然抵抗しないんだもの。 |
浮き輪 |
「彼女」は海に入ると小さく揺れる波に身を任せていた。というよりまるで溺死体のごとく、動くことなくぷかぷかと浮いていた。 浮き輪を買ってやる必要はなかった。 |
海中 |
海面に浮く「彼女」はビーチマットとして使えるかもしれないと思い、乗っかってみた。 二人とも沈んだ。 しばらく俺たちは生まれて初めて実践した海中合体に心底酔いしれた。 |
福袋 |
正月に、よく行くアダルトショップで福袋が売られていたので、一番大きく一番値段が高いやつを買った。 家に帰り、袋を開けてみると心臓が飛び出さんばかりにぶったまげた。 福袋の中に俺の「彼女」が入っていたのだ。 「絶対にあり得ない!」と叫び、急いで押入れのふすまを開くと「彼女」はいつものように口を開けたまま横たわっていた。 クローン技術はこの分野にまで浸透していたのだ。 |
出来事 |
福袋を買った日の夜、クローン「彼女」と体を交えてみた。 顔、体型、腰のくびれ具合、胸の弾力性など、すべての点において「彼女」とまったく変わらないのだが、しっくりいかずに途中で萎えた。 俺が本当に愛しているのは本物の「彼女」だけということを暗示する象徴的な出来事であった。 |
後悔 |
「彼女」とクローン「彼女」とで3Pをした。 途中、何度か体を入れ替えているうちにどっちがどっちだかわからなくなってしまった。 始める前に名前を書いておくべきだった。 |
解決 |
3Pの最中に「彼女」とクローン「彼女」の区別がつかなくなってあせりまくった俺だが、冷静さを取り戻すと問題は瞬時に解決した。 「彼女」の内股には歯形が無数にあったがクローン「彼女」には数個しかなかった。 |