| トイレでの我慢 |
街中でウンコがしたくなり、我慢できなくなってスーパーやファーストフード店などのトイレに駆け込んだとき、あいにく個室が使用中だった、なんていうのはよくあることです。こんなときは非常につらいですね。個室のドアの外で、もがいて耐えなければなりません。 しかし、幸い、排拙の欲求というのは持続せず、周期的に訪れるものです。常に我慢しなければならないというわけではありません。 ですから、利用者の少ないトイレであれば、苦しくなったらトイレから外に出て、他人から見えないところに身を隠して１人でもがき、排拙の欲求が多少和らいだところでトイレに戻ればいいのです。 しかし、大きな駅のトイレ、とりわけラッシュ時などは、個室の前には必ず順番待ちの列ができてしまっています。人目を避けてもがくためにどこかに行くようなことをしていたらいつまでたっても個室に入れません。 このようなトイレでは、しかたがないので順番待ちの列の中で排拙を我慢する苦しみと格闘しなければなりません。 初期の段階では、顔をしかめたり、こぶしを握りしめることによって、排拙の欲求をなんとか抑えることができます。このような小さなモーションでは、周りの人はあなたがウンコを必死に我慢していることには気付きません。 初期段階を過ぎて第２段階に入ると、動きがより活発になります。形相が更に険しくなり、上半身をひねり、体が小刻みに震えます。しかし、これでも周囲の人は、「こいつは大極拳でもしているのかな？」と思うだけで、あなたがウンコをしたくてもがいてるということに気付きません。 やがて最終段階に入ると、顔面は真っ青となり、あなたはもう立っていることができず、しゃがみこんでしまいます。そんなあなたを、周りの人は新種のパーフォーマンスを行っていると思うだけで、ウンコを必死に我慢していることに気付かず、拍手を送る人まで出る始末です。 周囲の鈍感な奴らは、やがてあなたが我慢の限界を越えたことをはっきりと示す証拠（＝ウンコ）があなたのズボンの下から顔をのぞかせているを目のあたりにして、とうとうあなたがマジッシャンであることに気付きます。 順番待ちの人の中に敏感な人がいた場合は、あなたがす〜と排泄をしたくて苦しんでいたんだということに気付きますが、それはズボンの下から出てきたものの匂いを嗅いだからです。 |
| 作者の コメント |
このメッセージに関する掲示板でのコメントは書かれませんでした。メールもなし。 （作者：フヒハ） |
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