皆さんと私が吐く台詞(せりふ)

前置き 選考委員の審査はまだだが、受賞作が決まった後のことを想像して書いた作品。

第一回P文学賞授賞作が発表された瞬間に皆さんが吐く台詞(せりふ)

「畜生! やっぱりあいつか」






第一回P文学賞授賞作が発表された瞬間に私が吐く台詞

「やっぱり俺か」






第一回P文学賞授賞作が発表された次の瞬間に皆さんが吐く台詞

「よーし、来年もがんばるぞ!」






第一回P文学賞授賞作が発表された次の瞬間に私が吐く台詞

「今度は直木賞でも狙ってみるか」






第一回P文学賞授賞作が発表された1年後に皆さんが吐く台詞

「今年も駄目だったか・・・。来年もまたがんばるぞ!」






第一回P文学賞授賞作が発表された1年後に私が吐く台詞

「P文学賞? 以前にそんな名前の賞を取ったような気がするけど、よく覚えてないな。それより、NHKの直木賞受賞インタビュー、今忙しいから明日にしてくれと言っといて」






第一回P文学賞授賞作が発表された5年後に皆さんが吐く台詞

「今年も駄目だったか・・・。来年もまたがんばるぞ!」






第一回P文学賞授賞作が発表された5年後に私が吐く台詞

「スウェーデンは今の時期寒いのかな? ノーベル文学賞授賞式には、念のため毛皮でも着て行くとするか」



作者の
コメント
普段はコメントがないが、これに対してはさすがに怒った人がいたらしく、ちょっとしたメッセージが書かれた。取るに足らないので書きません。
(作者:フヒハ)

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