前置き | 当フォーラム初のオフ(フォーラム参加者で実際に集まる会)前日に書いたメッセージ。 |
オフに参加者する皆様への5つのアドバイス【長文注意】 | |||||
皆さんご存じのとおり、明日初めてP文学賞フォーラムのオフが開催されます。非常に残念ですが、私は参加することができません。 そこで私は、参加される皆様にとって今回のオフが、有意義かつ思い出深いものとなることを心からお祈り申し上げておきます。 さて、オフというのは本当に楽しいものです。今まではディスプレイ上の文字を通してしか知らなかった人々と直接会って話ができるというのですから、つまらないわけがありません。パソコン通信利用者にとって最もエキサイティングなイベントといってもいいでしょう。 しかしながら、この本来は楽しいはずのオフが、参加者の不謹慎な言動、場をわきまえない振舞いなどによって、非常に不愉快かつ後味の悪いものとなってしまう危険性も充分にあるのです。私はさまざまなフォーラムのオフ参加者からオフの悪い点について聞いてきました。 そこで私は、今回開かれるオフが忌まわしき会合と成り下がってしまわないよう、参加者の皆様に5つのアドバイスをさしあげることにいたしました。中には遵守し難い項目もあろうかと思いますが、どれもやってできないことではありません。参加なさる方は、このアドバイスをしっかりと頭にたたき込んでオフに臨んでいただきたい。 それでは、今からアドバイスをひとつずつ述べていきます。
パソコン通信なんてくだらないことをやっている暗い人間が容姿端麗であるわけがありません。みんな例外なく吹き出してしまう顔をしています。だから他の会員と顔を合わせたときに思わず笑ってしまうのは仕方のないことです。 しかしながら、面と向かって、指をさし、おもいっきり笑ってしまうのは失礼です。相手の気持ちを少しは考えてあげるべきです。 できるだけ笑いは堪えるべきなのです。せめて、口に手を当て、歯を見せないくらいのことはできるはずです。こんなのは最低限の礼儀(エチケット)ですね。 しかしながら、相手の顔の程度によっては、爆笑せずにはいられないということも多々あります。 こういう場合は、仕方がないので、すぐにトイレに駆け込んでください。相手の目の前で堪えるに越したことはないのですが、人間の我慢には限界というものがあります。もう駄目だと思ったら、噴き出さないよう口を手で押さえ、素直にトイレに向かいましょう。 どこの店のトイレでも、洗面台があり、大きな鏡が備え付けられています。あなたはそこに映った自分の顔を見て、もう我慢できなくなり、笑いを一気に爆発させてしまうはずです。 このとき、トイレ内に別の会員がいたとしても気にすることはありません。思う存分好きなだけ笑ってください。たとえ、そこにいた会員の顔が恐ろしいほど愉快なために前にも増して爆笑してしまったとしても、鏡の前にいれば、「自分の顔を見て笑ってるんだ」という言い訳が成り立つからです。相手もあなたの顔を見て、「これなら笑える」と納得してくれるはずです。 もう気兼ねすることなんか何もありません。思い残すことなく、精一杯、顎がはずれるほど笑いまくってください。その際、便器の縁をこぶしでガンガン叩いてもいいですし、トイレの床の上を腹を抱えてころげまわってもいっこうにかまいません。 しばらくして、笑いがある程度収まったら、いよいよオフの席に戻ります。この「ある程度」というのを忘れないでください。トイレで笑いが完全に収まるまで待つ必要はありません。そんなことをしていたら席に戻ったときにはすでにオフが終わっていたなんてことにもなりかねません。呼吸が苦しくない程度でいいのです。席についてからも注意しなければならないことがあります。それは、みんなの顔を絶対に直視しないことです。再び腹の皮がよじれ、またトイレに駆け込まなければならなくなるからです。したがって、オフが終わるまでは、そっぽを向きながら会話を楽しみましょう。
相手が面白いかつまらないかなんて、このフォーラムに書かれたメッセージを読んでいれば、話をする前からわかりきっているはずです。 普段、卑猥な文章や、訳のわからないメッセージばかりをアップしている奴が、実際に会って話をしてみると、本当は徳を備えた人格者であることがわかったなどということはあり得ません。また、品位があり、レベルのかなり高いメッセージをいつも書き込んでいる人が、実は、手のつけられない変態だったなどということも絶対にないのです。人間が同じなら、書く内容も、話す内容も、ほとんど同じなのです。ですから、「まさか、こんな人だったとは!」というのは通用しません。 したがって、話がつまらないからといってぶん殴るのは誤りです。暴力を振るいたくなるお気持ちは充分にわかりますが、辛抱してください。 でも、相手の話が、どう善に解釈しても救いようのないものであった場合は、すぐに忍耐の限界を超えてしまうことでしょう。だからといって、「ちょっと、すみません」と言って席をはずしてしまったら、その人に失礼です。どうしましょう。困ったものですね。 ひとつだけいい方法を教えます。その場でウォークマンを聴くのです。曲はヘビーメタル、ボリュームはもちろんめいっぱい上げます。気分が乗ったら、音楽に合わせて踊ってもかまいません。 あなたの耳のイヤホンからはヘビメタの音が周囲に、容赦なくガンガンと漏れてきます。話相手はそれを聞き、あなたが自分の話をまったく聞いてくれていないことを嫌でも悟ります。そこで、「どうせ聞いていないのだから」と、その人は、しゃべっているふりをし始めることでしょう。つまり、話をせずに口だけパクパクと動かすのです。 あなたは相手の口を注意深く観察します。そして、口の動きに疑問を感じたら、ウォークマンのイヤホンを急に耳からはずしましょう。 相手が「口パク」をしていたという証拠をつかんだら、もうこっちのものです。「何、馬鹿なことやってんだ!」と言いながら、そいつをウォークマンの角でおもいっきりぶん殴ってやりましょう。イヤホンのコードを使って首を絞めてもかまいません。 このときの暴力は、相手に非があることが明白なので、正当化されます。
パブや居酒屋で、つい飲み過ぎてしまい、吐き気をもよおすということは誰にでもよくあることです。とりわけ、会話が盛り上がったときなどは、自分のアルコール許容量を完全に忘れて飲み続け、結局はゲロを吐いてしまうものです。こんなことは外国では許されないのですが、日本ではけっこう大目に見られています。 ここは日本だからといって食事をしている人の目の前で吐くというのはいただけません。一人前の人間として、あるまじき行為です。これは外国も日本も変わりありません。 誰だって、飯を食べているとき、目の前でゲロを吐かれたら気分は悪いものです(皆さんの中には、「御飯のおかずになるよ」などと訳のわからないことを言う人がいるかもしれませんが、そういう人はここでは無視します)。 すぐに目をつぶったとしても、見てしまったからには、もう手遅れです。あなたの吐いたゲロは相手の目の中に残像としてしばらく残ります。目を閉じるのがもうちょっと遅れると、ゲロは相手の目の裏側にしっかりと焼き付いてしまいます。 いずれの場合も、相手は、喉元にこみ上げて来るものを感じ、やがて口を開け、「お返し」をします(「目には目を」「歯には歯を」「吐瀉物には吐瀉物を」といったところでしょうか)。 話が横に逸れて行きそうなのでここいらで元に戻します。 人間が社会生活を営むにあたって最も大切なことは、他人に対する思いやりです。みんなが常に相手の気持ちを考えながら行動することによって、豊かで暮しやすい社会が実現するのです。ですから、食事中の人が見ている前でゲロを吐くというのは、他人への配慮に欠けるという点からみて、許しがたい反社会的行為に当たります。絶対にやってはいけません。 そこで、オフにおいて吐きそうになったら、他人の目を自分から逸らすようにしむけましょう。 一番手軽な方法をお教えしましょう。吐く寸前に、「あれは何だ?」と大声で叫び、天井を指さすのです。すると、あなたの前で食事をしている人ばかりでなく、オフの参加者全員が、すぐに顔を上に向け、「え?」「どこ?」「どこ?」と言いながら天井を探し始めます。そしたらゲロを吐くのです。これなら、吐いた瞬間を誰にも見られていないので、「反社会的行為」には当たらず、誰からも文句を言われる筋合いはありません。 この方法で一番難しいのは、何といっても「あれは何だ?」と叫んで天井を指さすタイミングでしょう。これがちょっとでも遅れると、「あれは何だ?」という短いセンテンスを完結することができず、「あれは、な、な、ゲボッ!」となってしまいます。みんなは、あなたが「あれは、」と叫び始めた瞬間に、あなたのほうに顔を一斉に向けていたはずですので、「ゲボッ!」という決定的瞬間を見逃すわけがありません。 タイミングは早すぎてもいけません。みんなが天井をくまなく探している間にゲロが吐けないからです。しばらくすると、みんなは顔を下げ、「何もないじゃないか!」と言って、あなたに詰め寄ってきます。そのときに、ゲロを吐いてしまうのですから、やっぱりまずいですね。 吐いた後に口をぬぐいながら、「これは私のパフォーマンスです」などと弁解しても、みんなに納得してもらえるとは限りません。くれぐれもタイミングには注意してください。 さて、運よく、グッドタイミングで「あれは何だ?」と叫ぶことができ、誰にも見られずにゲロを吐くことができたとしても、まだ、ちょっとばかし問題が残ります。あなたの目の前には、吐きたてのオフジェが広がっているからです。 みんなは、天井から顔を下ろした後、当然、ほやほやのオフジェを見つけます。そして、「おまえ、ゲロを吐きやがったな!」と言って、あなたに殴りかかってくるかもしれません。非常にやばいですね。 こうなった場合は、仕方がないので、「これは私のじゃない。みんなが上を向いているときに見知らぬ者が突如現れ、ここで吐き、急いで逃げて行ったんだ」 と言って白をきりましょう。 この弁解を聞き、「何だ、そうでしたか。あなたを疑ってしまって本当に申し訳ありませんでした」と素直に謝ってくれる純真な人もこの世の中にはいるかもしれませんが、パソコン通信なんか暗いことをやっている奴に限ってそんな人はひとりもいません。 おそらく、「では、おまえの唇についている物体は何だ?」と意地の悪い質問を浴びせかけてくるはずです。 あなたの目の前に広がるオフジェとあなたの唇についている物体は、誰がどう見ても同じ物質です。色といい、つやといい、粘りけといい、2つのものはまったく同じなのですから困ったものです。本当に痛いところをつかれましたね。 ここで、沈黙したり、「余計なお世話だ!」と言って突っぱねたりしたら奴らの思う壷です。敵は、そのオフジェをあなたが吐いたものと断定し、店の支配人にちくるはずです。 そんなことをされたら恥ずかしくて嫌ですね。ですから、この場合は、「そこのオブジェをちょっと味見しただけ」というような機転のきいた答えをして、この難局を切り抜けましょう(ただし、この「ちょっと味見しただけ」という回答では、オフが突然散会になる可能性が非常に高い。オフを続けたい場合は、もうちょっと工夫した答えが必要)。
こんなのは常識です。夜の9時、10時とはいえ、繁華街の路上には、まだ多くの人が歩いているのです。また、土曜の夜なので、高校生もたくさんいるはずです。そんな中で野糞をするなんて・・・。あきれてものが言えません。 皆さんの中には、「店内(トイレではなく、みんなが飲み食いしているところ)でやるよりはましだ」と反論する人がいるかもしれませんが、どっちもどっちです。両方とも、甲乙つけがたい、恥ずべき行為です。 なぜ、店の裏にまわってできないのですか。歩いたって15秒もあれば行けるはずです。 確かに、暗いので、肛門から出したものをじっくりと観賞するには困難を伴います。しかし、タバコを吸う人ならマッチやライターを持っているはずで、火で照らすことにより 大変申し訳ありませんが、アドバイス4に関する解説は、ここでもうストップさせていただきます。このまま書いていくと、あと数百行も続いてしまいそうだからです。そもそも、私は、このメッセージで、オフ参加者への単なるアドバイスを書いているのであって、私の人生観、思想を述べているのではないのです。ご了承ください。
よろしくお願いします。 |
作者の コメント |
何らコメントは書かれず。 (作者:フヒハ) |