前置き 「英政治家、SM中に死亡」という新聞記事を読んだ人が私にそのコメントを求めたので、フォーラムで「何で私が答える義務があるのか? まったく不愉快だ!」と私は答えた。そのメッセージに対して別の人からメールをもらった。

勘違いしないで!

 先週、このフォーラムに、私が女性用ストッキングとガーターベルトを身につけたときに感じた正直な気持ちを、何も隠しだてすることなく、あるがまま素直に語ったところ、とある方より以下の内容のメールをいただきました。

あなたは、結局、女性のストッキングとガーターベルトを身につけてSMを十分に楽しんだじゃないの。
それなのに「失礼!」「不愉快!」だなんて。
あなたのほうこそ失礼です。

 この人はとんでもない思い違いをしています。男が女性用のストッキングとガーターベルトを身につけることがSMだと思っているようですが、これは明らかに間違いです。
 SMという言葉は、sadism(サディズム:他人に精神的苦悩、肉体的苦痛、屈辱を加えることに快楽を見出す変態性欲)とmasochism(マゾヒズム:他人から精神的苦悩、肉体的苦痛、屈辱を受けることで性的満足を感じる変態性欲)」という2つの単語の頭文字をとってできたものです。
 男性が女性用ストッキングやガーターベルトを身につけることは、サディズムでもマゾヒズムでもありません。ストッキングで体を縛ったり(縛ってもらったり)、ガーターベルトで背中をひっぱたいたり(ひっぱたかれたり)して快感を得る場合はSMとなりますが。
 同様に、女性が男の靴下やパンツを身につけることもそれ自体SMではありません。鼻にツーンとくるような強烈な悪臭を放つ靴下を他人の鼻先に押し当てたり(押し当てられたり)、ウンコがたっぷりとついたパンツに接吻したり(接吻させられたり)してエクスタシーを感じて初めてSMになるのです。
 勘違いしないでいただきたい。


作者の
コメント
反論のメールは来ませんでした。説明に納得してくれたようです。
(作者:フヒハ)

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