前置き 1992年頃、大手パソコン通信ネットの掲示板に書き込んだメッセージ。「パソコン通信」と書いてあった部分を「インターネット」」に書き換えた。

インターネットで乱交チャットをやってる奴への警告

  汚らわしい!

  まったく汚らわしい!

  こいつらは、一体何を考えてこのような不純で破廉恥な行為を行っているのでしょうか。
  チャットで乱交だなんて・・・
  絶対に許すわけにはいきません。
  このような奴らは
「他人に迷惑をかけているわけじゃないからいいだろ!」
などと弁明をしがちだが、道徳的に受け入れることはできません。
  インターネットのチャットをきっかけに不良の仲間入りをしてしまう青少年達がこれ以上増えないよう、みんなで力を合わせて断固戦い抜こうではありませんか。

PS:
  インターネットをしているときに、何者かが乱交チャットを行っていることを発見した場合は、すぐに私にご報告ください。
  私はすぐに現場に乱入し、乱交チャットを直ちに止めさせるつもりです。
  その際、「どこが悪いんだ?!」などと、麻雀賭博で捕まった元有名ラグビー選手のようなことを言おうものなら、私は乱交チャットの持つ本当の厳しさというものをこいつらに身をもって嫌というほど徹底的に叩き込んでやります。

作者の
コメント
「タイトルを見て、今までのパターンから『おれも仲間に入れてくれ〜!』の一言を予想していたが、完全に外された」という方を始めとして、非常に多くの人々から賞賛メールをいただきました。
掲示板では、このメッセージが元でちょっとした論争に発展しました。
(作者:フヒハ)





インターネットで乱交チャットをやってる奴への警告(その2)

  先週末、私は「インターネットで乱交チャットをやってる奴への警告」というタイトルのメッセージを書きました。まだ読まれてない方は、まずそちらをお読みになってからこの文章をご覧ください。

  さて、当掲示板では、私の書いたメッセージが元で活発な論戦(?)が繰り広げられましたが、それは見ての通りです。
  Eメールでも様々な意見、質問、反論等をいただきました。
  そこで今回は、数多くいただいたメールの中から3つの典型的なメッセージを取り上げ、この掲示板をお借りしてそれらに対する返事を書かせていただくことにいたしました。
  本来ならばメールを送ってくれた方ひとりひとりにご返事を書くべきなのでしょうが、なにぶんにも時間がないため、このような方法を取らせていただくことを深くお詫び申し上げます。

典型的メールメッセージ1
  乱交チャットを極めていないお前なんかに、乱交チャットの達人である我々を非難する資格などない!
(東京都のH氏より)

  ○ 私の返事

何という開き直り!
呆れてものが言えません。
はっきり言わせていただく。

お前みたいな奴等にチャットをやる資格はない!

インターネットのチャットが青少年に夢と希望を与えるツール(道具)だという自覚がまったく欠如している。
他人の親切な警告に対して仇で返す。何をかいわんやである。
不愉快きわまりない!
猛省を促したい。

典型的メールメッセージ2
  大変申し訳ありませんでした。今まで気づかないうちに乱交チャットの虜(とりこ)になっていました。
  あなた様の尊い警告メッセージにより悪夢から覚めました。
  今後はこのようないかがわしいチャットを2度といたしません。
  あなた様、インターネット関係者、少年少女達に多大なご迷惑をお掛けしたことを心からお詫び申し上げます。
(京都府のAさんより)

  ○ 私の返事

改心してくれて本当に嬉しいです。このようなとんでもないチャットでもこういった素直な方がいらして、正直いって私はほっとしました。
あなたのような人が増え続ければ、インターネットのチャットが自然に浄化され、本来の姿を取り戻す日が必ずやって来ることでしょう。

典型的メールメッセージ3
  あなたはいつも率先して乱交チャットに参加しているくせに、いまさら何を言っているのですか?
(北海道のK子さんより)

  ○ 私の返事

申し訳ありません。先週末に行われていた乱交チャットで誰からも相手にされず、ついかっとなり、腹いせであのようなメッセージを掲示板に書いてしまいました。
乱交チャットでは今後とも、よろしくお願い申し上げます。
今度もまた、ひいひい言わせてやるぞ、いひひひひ・・・。

 以上が私宛に送られてきた典型的なメールの内容とそれらに対する私の回答になります。
  それでは皆さん、不毛な論戦を再開してください。
  よーい、はじめ!

作者の
コメント
火に油を注ぐとはこのことで、前回とは比較にならないほど多くの非難メールがどっと送られてきました。が、相変わらず絶賛メールも数多くもらっているため、掲示板への書き込みは止められなくなりました。
「あなたの書いた乱交チャットに関するメッセージの内容がよく理解できないので詳しく教えてくれ」というメールを送ってきた方がいらっしゃいましたが、そんなこと私に聞かれても困ります。
乱交チャットについては以下の諺をもって終わりにしたいと思います。
「乱交チャットを笑う者は、乱交チャットの快感に泣く」
(作者:フヒハ)

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