前置き 1992年頃大手パソコン通信ネットの掲示板に書き込んだメッセージ。

英会話学校の実態

  ちまたには英会話学校があふれています。バブル期からは相当減ったのでしょうが、現在でも学校数は首都圏だけで1000は下らないでしょう。
  東京では多くの駅の近くに英会話学校があります。巨大駅ともなると同じ学校が「西口教室」「東口教室」「公園通り教室」などと区別して複数構えているのも珍しくありません。
  そんな無数ある会話学校に通っている生徒達というのは本当に英語をマスターしようなどと意気込んでいるのでしょうか。
  答はノーです。
  ある信頼できる機関が行った調査解析結果から、男子生徒の95%は、口では「英語をマスターするため学校に通っている」などと言ってはいても、本心は学校に来る女子生徒をナンパしたいから通っているということがわかりました。
  しかし、女子生徒は金髪外人の男の先生を恋人にしたいがために語学学校に通っていて日本人の男なんてまったく眼中にありません。
  ところが、金髪外人の男教師は、すぐヤらせてくれる日本の若い女にはもう飽きてしまっていて、今では相対的に落としにくくなっている同僚の外人女教師を口説くことに生きがいを感じ始めています。
  だけれども外人女教師は、1回の援助交際で5万円も出せる金持ち日本人男子生徒に色目を使って貢がせることばかり考えていて、同僚のケチ外人男などは相手にしません。
  この関係を分かりやすく図式化するとすると以下のようになります。

日本人男子生徒 日本人女子生徒
外人女子教師 外人男子教師
注:矢印は関心の対象方向を示す。

  この循環をイタリア人の世界的な文化人類学者であるオレニーモ・ヤラセッロ氏は「欲望の輪廻」と名づけました。
  今ではこれを「下心のメリーゴーランド」と呼んでいる学者もいます。


作者の
コメント
私は、このメリーゴーランドにまんまと乗ってしまい、金銭的に、また精神的にも甚大な損害を被りました。
(作者:フヒハ)

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